クラッシュ症候群

地震や事故で発生する危険な症状

クラッシュ症候群

地震や交通事故に遭った後、無事に救出されたにも関わらず急死してしまうというケースがあります。
その症状のことをクラッシュ症候群、またはクラッシュ・シンドロームと呼びます。

別名、挫滅症候群と呼ばれることもあります。

 

クラッシュ症候群は体の一部が長時間圧迫された際に起こります。
特に手や足などの四肢が、長い間圧迫され続けると、筋肉が損傷を受け細胞が壊死してしまいます。

圧迫が無くなるとその壊死した細胞から、多量の色々な成分が血液の中に放たれます。
カリウムミオグロビン乳酸などです。

これらの成分は様々な症状を引き起こします。
例えば、カリウムは高カリウ血症を引き起こします。

それにより心室細動、心停止が起こります。
ミオグロビンは腎臓の尿細管を壊死させてしまいます。

そのため急性腎不全を起こすこともあるのです。
その他にも、クラッシュ症候群には意識の混濁、チアノーゼ、失禁などの症状があります。


クラッシュ症候群は、約70年前に最初の症例報告がされています。
第二次世界大戦中、空爆を受けたロンドンで崩れた建物の下から、救助された人々が発症しました。

日本では1995年の阪神・淡路大震災で約400人が発症したと言われています。
また、2005年のJR福知山線脱線事故でも数人が発症したそうです。

その内亡くなった方は、阪神・淡路大震災で約50人。
JR福知山線脱線事故で3人。

致死率の高い症状でもあることが分かっています。
その他、JR福知山線脱線事故では1人が両足切断を余儀なくされました。

 

クラッシュ症候群を知っている人は、まだ少ないと言えます。
この症状のことを知る人が増えることこそ、被害を防ぐ近道なのかもしれません。

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